躯体防水工法(けい酸塩系防水材=CS-21)
躯体コンクリートの水密性を高める躯体防水工法は理想的であると言われながら、材料だけでは効果が測れない…性能は対象コンクリートの品質によって大きく左右される…などの理由で、ごく一部で使用されるに留まっておりました。
しかし、近年、アセットマネジメントの手法を取り入れるようになり、大きく潮目が変わってまいりました。
構造物のライフサイクルコストを考える時、構造物の耐久性が極めて重要になります。このため防水効果に加えてコンクリートの耐久性も高める躯体防水工法が注目され始めました。
また、躯体防水工法は従来のメンブレム防水工法のような(躯体+防水層+保護層)を必要とせず、躯体そのもので防水が完了するので屋根重量が軽減できるため、RC造はもとより、S造のデッキ合成スラブにうってつけの防水工法と言えます。
また、コンクリートそのものですから、輪荷重にも強く、物流倉庫、トラックターミナル、商業施設等での実績が拡大しつつあります。
私達レスポンスはけい酸塩系防水材=CS-21の優れた性能を多くのユーザー様に提供できるようアストン協会 コンクリート躯体防水研究会(CSWPD)の一員として日々、研鑽・技術開発に励んでおります。
躯体防水研究会(CSWPD)
けい酸塩系防水材による躯体防水は構造的合理性、コスト、施工性等多くの通異性を持つ画期的な防水工法です。
しかし、その性能はコンクリート躯体そのものの構造性能、品質の上に成り立つという特性があります。このことは従来の「防水は防水業者の責任」という考え方とは相いれません。
躯体防水は合致した躯体構造、完全なコンクリート品質と完全な防水施工がタッグを組むことで成り立ちます。
躯体防水は私達躯体防水業者と、設計者様、躯体施工者(ゼネコン)様の意思疎通、連携、信頼の協力体制が不可欠です。
CS-21にて躯体防水を行う私たちは、情報交換、勉強会はもとより、過去の施工個所の経過観察、実態調査、施工条件、施工技術の精査、品質向上策の提言、啓蒙を行っております。